かつてアマゾンといえばブラジルの奥地にある大ジャングル地帯であ
った。猛毒を持つ蛇、川に落ちた牛なども一瞬で骨にしてしまうピラ
ニア…。幼い頃探検隊がジャングルを進むTVを食い入るように見た記
憶がある。

現代のアマゾンはすなわちamazonであり誰もが知っているネットの通
販サイトである。そこには本、CD、玩具、家電製品…と欲しい物がク
リック一つで早ければ翌日には届いたりするとても便利なサイトであ
る。しかしamazonは現代に残された最後の魔境なのである。


昨日のことである。amazonから注文の荷物送りました!明日届きます。
という趣旨のメールが届いた。
荷物の中身はスペースワープ5000ということになっている。

「スペースワープ5000……????」

なんだったっけか…自分で注文したはずなのにどんな物だったのか思
い出せない。確かにamazonでずいぶん前に予約受付していて届くのは
数ヶ月後だからと注文した覚えがある。

早速google先生に「スペースワープ5000」ってなんですか?と質問。

google先生の回答はこれだった。↓
http://www.bandai.co.jp/releases/J2005011401.html

プラスチックで出来た2本のレールの上を銀の玉が転がり続ける玩具
で、何十年か昔に流行ったのだが、いつの間にか廃れてしまって、そ
れが現代に蘇ったという玩具である。コースは自由に設計出来、お部
屋のインテリアにもぴったり!というのが謳い文句らしい。
30歳以上の大人の人は小さい頃どこかで見たことがあるかもしれない。

数ヶ月前の僕はどうやらこの謳い文句に誘われてフラフラとamazonの
”1クリックで注文可能です”のボタンを押してしまったらしい。


そしてそのスペースワープ5000が先ほど届いた。
amazonの箱を開けてみたけど意外と小さい箱だった。
プラスチックのレールや金具や部品がいっぱい入っていて自分で説明
書見ながら組み立てるように出来ているらしい。

その後実はまだ開封はしていない。
amazonによると8日以内なら返品も可能らしい。
またヤフオクでもプレミアは付かないが品薄のためほぼ定価で取引さ
れているらしい。またこのまま組み立てれば、間違いなくおかんに

「またこんな物買って!」と馬鹿にされるだろう。

正直組み立ててみたいのだ。組み立ては楽しいに決まっている。
男のロマンを感じさせる夢のある玩具なのは間違いないだろう。
しかし一方でどうして僕はこんな物を頼んだのだろう……_| ̄|○
とかちょっぴり後悔もしている。ろあんの性格だと完成してしまったら
多分一週間もしないうちにホコリまみれで放置…になるような気もする。

amazonは現代に生きる我々の最後の秘境なのかもしれない…と思いなが
ら、僕は箱を開封すべきか否かいつまでも悩み続けるのであった…。


追記です。

結局ヤフオクで売りに出しました。
これ売ってipodを買うのだ!