会社で例のトイレはその後どうなったのだ?クラーシアンは呼んだの
か?続きはどうなったのだ?とか聞かれました。

↓トイレ?なんのことだ?の方の為の過去ログはこちら。

毒男の実態に迫るレポート その壱


毒男の実態に迫るレポート その弐


毒男の実態に迫るレポート その参


毒男の実態に迫るレポート その四


そこで四話で終わりにしようと思ってたのですが続きです。


夜中に目が覚める。なんだかお腹が痛い。
昨日のたこ焼きが原因だろうか?

「完璧!これで失業してもたこ焼き屋が開店できる。」

などど言いながら相当の数食べたような気がする。
僕はお酒が苦手だが、久しぶりに相当飲んだ覚えがある。
それで他のSとTより先にダウンしてしまったのだ。

携帯の時計でチェックすると午前3時少し前だった。
SとTはすっかり熟睡しているようだ。
コタツで寝ているTを蹴飛ばさないように注意を払いながら、薄暗
い部屋を横断してトイレへ。

…ちょっとまてよ。とあることに気づく。トイレ詰まってるんだっけ?
昨日の夕方の事を思い出して念のために水を一度流してみる。

「うまく行ってください神様。お願いします。」

と祈りながらレバーを大の方へ回す。
お腹の痛みはさっきより強くなってる気がする。

水は勢いよく吸い込まれたものの再び逆流して白い便器の縁ぎり
ぎりまで溜まってそれから静かに少しずつ吸い込まれていった。
トイレの詰まりは昨日と何も変わってない様子で、あいかわらず流
れない。この状態で大の方をすると、とんでもない事になるのは間
違いないようだ。

「きっと時間が経てば流れるようになるよ!」

とか昨日はお気楽な事を言ってたけどこれはヤバイ。マジヤバイ。
相変わらずお腹の痛みは止む気配もない。

一応瞬時に3つの解決策が頭に浮かんだ。

一つ:このままう○こする。流さずに朝知らん顔をする。
二つ:隣のトイレを借りる。幸い僕は隣の住人とも顔見知りで
   コーヒーをごちになった事もあるのだ。
三つ:近くのコンビニまで自転車でダッシュする。

当然ながらゆっくりお茶でも飲んで結論を出す余裕などはない。

一つ目の案:
 結局朝には犯人がばれるだろう。当然後始末は自分でって事にな
 るだろう。それに後々まで非難されて語りぐさになってしまう。
 それは非常にまずいのではないか。

二つ目の案:
 夜中の午前三時である。いくらなんでも非常識すぎる。

三つ目の案:
 遠い。1キロはあるかもしれない。果たして間に合うのだろうか?

こうして悩んでる暇にもお腹の痛みはさらに激しさを増す。

結局コンビニまでSの自転車で猛ダッシュ。
自転車なんて何年ぶりだろう…。夜風が冷たい。
途中の公園にトイレがあるのに気づいて、そこで用を足す。
ギリギリセーフだった。
もしかしてコンビニまでだと間に合わなかったかもしれない。


トイレの方は翌朝も詰まっていて流れなかったのでSが不動産屋さん
へ連絡を取り業者さんを呼んで修理して貰う。Sもバイトへ僕も出か
けたので、修理には立ち会えなかったのだが無事に流れるようになっ
たみたいだ。詰まりの原因になった流したブツがなんだったのか業者
にばれたのかどうかは不明である。


今回の教訓:
 トイレはう○ことしっこを流す為の所です。
 それ以外は絶対に流してはイケナイ。
 きっととんでもない目にあいます。