先週の木曜の事なのですが母上が事故を起こしました。

人身事故です。幸い相手に異常はなかった…筈なのですが

検査入院の後、足が痛いとかで今日から入院らしいです。

この事故の詳細はまた後ほど…。



「ろあんさん、本当にいいのですね…これは大変ですよ。」


とその医者はレントゲン写真を見ながら静かに僕に言った。


最近のレントゲンはよくドラマで見るように、写真を装置に
貼って後ろから蛍光灯で照らすのではなくて、先ほど撮影した
レントゲン写真がデジタル化されてPCへ送られて、モニターに
映し出される仕組みになっているらしく、かなりのハイテク化
が進んでいるらしい。


先ほどのレントゲン装置もハイテクだった。機械化が頭の周り
をクルクル回ってレントゲン写真を立体的に撮影するようだった。


「放り出しておいて悪化してから対策ではなくて、良くなる可能性
はゼロなのだし今のうちに、一思いにやってほしいのですが…」


確かにそのレントゲン写真には妙なものが写っていた。
普通ならおそらく縦になるであろう骨が横になっている。
そしてその下のほうは空洞のような感じだ。


医者の説明では
「そのために違う部分を圧迫していて影響を与えていて、このまま
では将来まずい…」とのこと。現実に空洞ができていた。


「ま、ほおっておいても良くなくことはまずないですね」


と更に追い討ちをかけるその医者。若い看護婦さんが「うんうん」

といった感じでうなずいたような気がした。


医者は年の頃は40代前半といったところだろうか。パーマをかけている。


えと、そろそろ何のことかピンときましたか?



続きは次回に。