こちらの方はしばらく放置していましたが、先日の医者の件で
正解を書くのを忘れていました。


正解は歯医者さんで、右奥の親知らずを抜くことを決意した…
というわけなのです。


レントゲンでは見事に親知らずが手前へ寝た状態で生えていて
それがその前の奥歯へ当たっていて、その奥歯が虫歯になりか
けている。そして親知らずも歯ブラシが届かないので虫歯の
初期の段階…と説明を受けました。


「ま、悪くなったら抜くだけですね。」


と医者は気楽に言ってくれたのだが、悪くなる前にサッサと
抜いてしまう方が賢い…と判断したわけですね。


抜くのは出来ますがこれは大変ですよ…と医者がぼそり。
まず親知らずの殆どが奥の肉に埋もれている。
これをなんとかしないといけないわけで、大手術になりそう
な予感がヒシヒシとしたのでした。


そして今日いよいよ手術日。30度を超える真夏日でいつもなら
サッサと海へいくであろう波のないサザエ採りには絶好の日で
天候とは逆にスッキリ晴れない気分で、予約の時間へ歯医者さんへ。


当初の予想時間は1時間程度のはずだった。他の客をシャット
アウトしての手術になるらしい。


まずは麻酔。痛い。「大丈夫ですか?」と聞かれるけど全然
大丈夫じゃない…しばらくして右半分…唇が痺れる。
「右半分完全にブロックしましたからね」と医者。


親知らずに被さっている肉を切除したら、ペンチか何かで引
っこ抜くのか…と思っていたのに、用意されたのは大型のドリル。
ある程度歯を壊しながら抜くという形になる様子。


麻酔が効いているので痛くはないのだが…やはりつらい。
ふと目をあけると看護婦さんがほぼ全員、椅子の周りに集まって
様子を見ている。しかし綺麗な子が多いのにちっとも嬉しくない
のは何故だ。当たり前か。


医者が専門器具の名前を呼ぶとサッと看護婦さんが器具を渡す。
モタモタすると医者に怒られるようだ。さすがプロフェッショナル。
よくテレビでこういうシーンがあるが、あんな感じだ。


1時間ほども経過しただろうか…。
一番奥なのでやりにくいのは確かだが、それにしても医者は苦戦し
ている様子。


「もしかして頑丈なのですか?」と聞いてみる。
「ものすごく頑丈な上に、根っこが奥までしっかり…」


と医者。ろあんの歯は頑丈ならしい。これは前からよく言われて
いた。大事にすれば何十年も大丈夫だと…。
これが災いしたらしい。親知らずまで頑丈じゃなくてもいいのに…。


「普通ならとっくに抜けているんですがね」と医者。

しかしながら心なしか嬉しそうな医者。何故だ。


器具などが置いてある銀色のトレイの上には歯が半分ほど乗っていた。

まだ根っこの方が残っている…ということのようだ。


奥歯がちょっと痛いので続きは明日…更なる困難がろあんを襲う。