某月某日


この日は夜勤の最終日だった。朝まで仕事をすれば
2日間の休みが取れる。この休みの2日目に例の飲みに行く約束を
取り付けてあるのだ。


出勤する時に会社の玄関で甘木さんと偶然すれ違った。いつもならば
出勤と退勤に20分くらいの時差があってこういうことは珍しい。


なんか機械が3台くらい壊れててこの時間まで手ばった…とのことで
10メートルほど離れたところからホンの数秒だけだったが話すことが
出来た。甘木さん、なんだかちょっとしんどそうな感じだった。


胸騒ぎというかなんかイヤーな予感がする。


さて、朝まで仕事を終えて今月は残業が少し足りないのでアルバイト
を行うことにする。2時間ほどで終えるはずがちょっとドジを踏んで
しまい3時間コースに。


帰ろうとしていたら出勤するはずの甘木さんが来ない…と他の連中が
騒いでいた。こういうことは珍しい。たしか他の人に迷惑がかかるから
休んだことはない…と自慢していたっけか。と思い出す。


休むって連絡あったみたいよ、と同僚。
体調不良なのか家の用事なのかは不明らしかった。


風邪だろうか…ろあんも正月に風邪を引いてお腹壊すは嘔吐はするわ
で酷いめにあったのを思い出した。


明日の…例の約束はどうなってしまうのであろうか…。