某月某日


前々回辺り(12月10)に登場したおばさん入り口Aのことを覚えているだろうか?

そのおばさんAがろあんのところへやってきて


「あんたちょっとまえに甘木さんのロッカーあけてなかった?」


とおっしゃる。このロッカーの説明はパンチラの回で書いたと思うけど

普段は皆カギも何もかけてない。部外者はこのロッカーにはまず近寄ることは

無いので割と無用心ではある。ろあんも仕事中は普通に携帯とか財布とか

は上着ごとそこへ放り込んである。


カギは無いが勝手に人のロッカーは開けないのが仕事場の暗黙の了解なのだ。


それなのに、だれかがろあんが甘木さんのロッカーを開けたのを目撃して不審に

思っていたらしい。それで上のような質問になったわけだ。


「…えーとですね。CD貸す約束しててそれで開けたことありますよ。

その時じゃないかなぁ…」と説明。


おばさん入り口Aは納得度50%くらいの顔をして立ち去った。これ以上あらぬ疑い

をかけられては困るのと、(多分…分かってると思うけど)この話がねじまがって

甘木さんに伝わって変な誤解を生むと困るので、翌日甘木さんを捕まえて


「おばはん入り口Aにカクカクシカジカで…」と昨日の出来事を説明する。

「ああ、CD貸してくれた時のじゃないの?…」と甘木さんは一発で納得してくれた。


これで一安心。と思ったら再びおばAが登場。


「CD以外甘木さんに何かあげなかったの?」「いや何も…」「ホントに?」

「甘木さん好みのタイプって前言ってたよね」「お嬢様と比べれての話ですよ。

色々話しやすいしその程度ですよ」「ふーーーーーんんんん」


意外とスルドイところがあるおばAである。気をつけねば…。


さて次に向けてなにかフラグが立つようなことをぼちぼちと考えてみたい…

半強制的に二人でお出かけする必殺方法があるにはあるのだが…。