某月某日


なんかいい口実作って一緒に飲みに行きたいなぁ…

と常々考えていた。


ところで甘木さんとは別に派遣社員の人で先月末で

うちの会社を辞めて他の仕事をするH君というのがいた。


時々ろあんの所へきては「一発ギャクいですか?」とか

物まねを披露してくれたりなかなか明るいいい人だったのが、

派遣はどうしても不安定なので、やはり正社員になりたいらしい…。


そのH君がコマネチの練習をしていたので、後でツッコミを

入れてみた。


「さっきのコマネチの練習なに?」

「いや、ろあんさんがおごってくれる宴会でみせる芸の練習でして(笑)」


「うーん、奢ってもいいけど今金穴だから、じゃあボーナスが出たら行ってこよう。」


この間ろあんの頭の中はこれ以上ない超高速で回転していた。

その結果が上の返事である。


「5日だともしかしたら、こっちにいないかも…」

「なるほどね…。」


2日ほどして今度は甘木さんを捕まえて


「今度Hさんやめるでしょ、んで飲みに行こうって話してて、宴会芸見せてくれる

っていうんで甘木さんも一緒にどう?日はまだ決まってないんだけどね」


「あー行きたいです」「いいの?」「うん」

ちょっとモジモジする甘木さん…かわいい。


「じゃあ後でHさんと、いつがいいか相談してまた連絡するよ」


ということで飲みに行くことに決定。

あとは5日過ぎればHさんを排除できるわけで。


さて、どうなる?

某月某日


甘木さんは夜勤で8時過ぎにご出勤。

ろあんは9時過ぎまでのお仕事だった。


入ってきたな…と思って眺めていたら、とっとっとっと歩いてきて

手のひらを見せてくれrた。


指の付け根の腹の所が仕事のせいで足の裏みたいに堅くなって

いる…という。


いいのかな?と躊躇したが、どれどれ…とちょっとナデナデさせてもらう。

確かに堅くなっていた


「ほんとだ…堅くなってるね」


ちっちゃいもみじみたいな手のひらだった。

よくがんばってるもんなぁ…としみじみ思ったある日の出来事。



ぼちぼち「ちょっと飲みに行こう」って誘ってみたい今日この頃。



某月某日


ろあんは夜勤だった。

会社の駐車場に車を止めたら2つくらい空けた所に

ムーブが止まっていた。


ムーブには女の人が乗っていた。

おさげが可愛い甘木さんに似た人だなぁ…と思ったら甘木さんだった。

ちょっと前に仕事が終わって一休みしていてこれから帰る所みたいだ。


車から降りたら向こうから手を振ってくれたので近づいてご挨拶


「お疲れ様でした…だれかと思ったら甘木さんでしたか」

「なんかね25歳くらいにも見えますよね」

「遠くから見るとそう見えるって言われる…お化粧もしてないのに」


お疲れ様の意味で夜食用に買ってきた栄養ドリンクを一本差し入れ

して、バイバイ。


そんな仕事始めのある日の出来事でした…。

某月某日


ろあんは~夜9:20

甘木さんは夜8;15~


の仕事のシフトだった。

仕事時間がのこり一時間を切ったのでぼちぼちっと

引き継ぎと後かたづけの準備をしていたら甘木さんが

仕事に来た。


とっとっとっ…とろあんの所へやってきて


「うぇーん……ねむいょ、ねむいょ」


と泣き真似をし出す甘木さん。その姿に萌え死ぬかと

思ったががまんして冷静につっこみを入れてみる。


「…あの…ですね。テンション変になってません?昼間寝れなかった

んですか?小学生じゃないんだからしっかりがんばってください。」


「車の中でしばらく寝てたんだけど…眠いの。」


なるほど後ろからみていたら足取りが重い…ちょっと疲れている

みたいだ。これから朝の八時過ぎまで仕事なのに…。


ここで、ろあんの頭に電球マーク点滅


仕事が終わってから甘木さんに


「眠気覚ましの秘密兵器があるよ」


って仕事場の隅っこに誘って秘密兵器であるところの

「目薬」

を取り出す。これは一応眠気覚ましには結構有効なのだ。


「眠くなって我慢できなくなったら、好きに使っていいからね」


と説明して貸すことにする。そんなある夜の出来事でございました。


それではまた。



なんどか更新しようとおもったのですが、どうもうまく書けなくて

放置しておりました。首を長くして待っている方…たぶんいないと

おもうのですが(笑)久々に更新…です。


某月某日くもり


Yさんから2枚組コブクロのCDのコピーを頼まれる。

ベスト版みたいだ。ろあんも分も焼く。


ライフにはiPodが、フィット君にはHDDナビが付いていて

一度再生すると自動録音してくれる機能が付いている。


先日長距離を走ったせいでフィット君にCDを車に積む必要なくなったので

甘木さんをつかまえて、「コブクロって聞く?」って試しに聞いてみる。


「あー聞く聞く、大好き」

「ちょうどよかった。Yさんから借りて焼いたのがあるからロッカー

へ入れておくね」「ありがとーー♪」

「ベスト版みたいよ」

「TVでやってたやつだーー買おうと思ってた。うれしーー。」


……うむ。よろしい。


そのあと、仕事終わり直前にロッカーへCDを入れて引き継ぎが終わったので

外へでようとしたら、休憩から戻ってきた甘木さんにばったり。


「もうCDきいたよ。ご機嫌だよーー」


と大変好評でございました。


ここは、こんな感じで続けてみたい…とおもいます。よろしくお願いします。

それでは次回へ。

ろあんです。最近は支店のほうばかり更新してこちらはお休みしていました。

いまでも時々ここを除いてくれているひといらしゃるでしょうか…?


http://minkara.carview.co.jp/userid/212678/profile/


支店はこちら。


さて、支店にすごいお嬢様が派遣されてきて働いている…というようなお話を

書きました。このお嬢様にはあまり興味がないのですが、じつはもう一人…

女性の派遣さんがその少し前に派遣されてきました。


…年はろあんより2つくらい上かそのくらい。小柄で童顔でむちゃくちゃ好みの

タイプです。実際誰が見ても25歳くらいにしかみえないのです。


この子にもいろいろ事情があって働きに来ています。

仮に甘木さんとしておきましょうかね。


この子のお話はこちらへ不定期に書いていこうか…と思っています。


この事はこれを読んでくれた人だけの秘密にしておいてくださいね。

それではまた。


ちょっとレントゲン撮って貰いますね…」と医者。

奥のレントゲン室へ看護婦さんに案内され椅子に座る。


数センチ四方だろうか…金属のプレートをビニールで囲った
ような物を口の中へ…これがかなり気持ち悪い。


一度目はなんとか我慢できたものの、二度目はちょっとまって
ください…とお願いする。


プレートは血だらけになっていた。やはり出血が多いようだ。
どうりでヌルヌルするな…と思っていたのだ。


そのまま椅子の所まで戻って軽めにうがいをさせて貰う。
そして再チャレンジ。今度はすんなり撮影に成功。


そして治療再開。


「まだ少し根っこが残っていまして、取るかどうしようか迷って
いるんですよ…」と医者。なんでもその根っこがピクリともしない
のだそうで、普通は歯と骨の間には薄い膜があるのだが、それが
退化していて骨と歯がくっついているらしい…。


「ほら全然動かないでしょう…」とピンセットのような物でつつく。


やがて意を決したのか、なんとか取ることに決めたらしい。
そして用意された道具は、ノミと金槌であった。
といっても小型の医療用の物で大工さんのアレとは違う。


しかし使い方は同じで、その歯に当ててカーンと叩くのだ。
これが脳に響く。かなりきつい…。何分かやっているうちに無事
残っていた根も外れたようだ…。


あと、出血が多いので縫いますね。とサラリという医者。
用意されたのは釣り針のようなものと黒い糸。


待て待てなんですと?縫う?これにはちと驚いた。というか怖かった。


先ほど抜いた歯の穴をこれで閉じるわけだが、麻酔が効いている
とはいえ針をブスリというのは気分がいいものではない。


そして治療終了…。結局二時間近くが経過していた。


痛み止めと化膿止めを貰って帰宅。夕方看護婦さんから電話が
あって「その後どうですか?」と聞かれる。

腫れるかも…と言われていたが特に問題ない事を伝える。


なんだか歯のあった所に大きな穴が空いていて変な感じではある。
翌日消毒に行き抜糸は木曜日に決定。


これにて親知らず日記終了。やはり大変でございました。

実はあと3本あるらしいんだけど…。



こちらの方はしばらく放置していましたが、先日の医者の件で
正解を書くのを忘れていました。


正解は歯医者さんで、右奥の親知らずを抜くことを決意した…
というわけなのです。


レントゲンでは見事に親知らずが手前へ寝た状態で生えていて
それがその前の奥歯へ当たっていて、その奥歯が虫歯になりか
けている。そして親知らずも歯ブラシが届かないので虫歯の
初期の段階…と説明を受けました。


「ま、悪くなったら抜くだけですね。」


と医者は気楽に言ってくれたのだが、悪くなる前にサッサと
抜いてしまう方が賢い…と判断したわけですね。


抜くのは出来ますがこれは大変ですよ…と医者がぼそり。
まず親知らずの殆どが奥の肉に埋もれている。
これをなんとかしないといけないわけで、大手術になりそう
な予感がヒシヒシとしたのでした。


そして今日いよいよ手術日。30度を超える真夏日でいつもなら
サッサと海へいくであろう波のないサザエ採りには絶好の日で
天候とは逆にスッキリ晴れない気分で、予約の時間へ歯医者さんへ。


当初の予想時間は1時間程度のはずだった。他の客をシャット
アウトしての手術になるらしい。


まずは麻酔。痛い。「大丈夫ですか?」と聞かれるけど全然
大丈夫じゃない…しばらくして右半分…唇が痺れる。
「右半分完全にブロックしましたからね」と医者。


親知らずに被さっている肉を切除したら、ペンチか何かで引
っこ抜くのか…と思っていたのに、用意されたのは大型のドリル。
ある程度歯を壊しながら抜くという形になる様子。


麻酔が効いているので痛くはないのだが…やはりつらい。
ふと目をあけると看護婦さんがほぼ全員、椅子の周りに集まって
様子を見ている。しかし綺麗な子が多いのにちっとも嬉しくない
のは何故だ。当たり前か。


医者が専門器具の名前を呼ぶとサッと看護婦さんが器具を渡す。
モタモタすると医者に怒られるようだ。さすがプロフェッショナル。
よくテレビでこういうシーンがあるが、あんな感じだ。


1時間ほども経過しただろうか…。
一番奥なのでやりにくいのは確かだが、それにしても医者は苦戦し
ている様子。


「もしかして頑丈なのですか?」と聞いてみる。
「ものすごく頑丈な上に、根っこが奥までしっかり…」


と医者。ろあんの歯は頑丈ならしい。これは前からよく言われて
いた。大事にすれば何十年も大丈夫だと…。
これが災いしたらしい。親知らずまで頑丈じゃなくてもいいのに…。


「普通ならとっくに抜けているんですがね」と医者。

しかしながら心なしか嬉しそうな医者。何故だ。


器具などが置いてある銀色のトレイの上には歯が半分ほど乗っていた。

まだ根っこの方が残っている…ということのようだ。


奥歯がちょっと痛いので続きは明日…更なる困難がろあんを襲う。


先週の木曜の事なのですが母上が事故を起こしました。

人身事故です。幸い相手に異常はなかった…筈なのですが

検査入院の後、足が痛いとかで今日から入院らしいです。

この事故の詳細はまた後ほど…。



「ろあんさん、本当にいいのですね…これは大変ですよ。」


とその医者はレントゲン写真を見ながら静かに僕に言った。


最近のレントゲンはよくドラマで見るように、写真を装置に
貼って後ろから蛍光灯で照らすのではなくて、先ほど撮影した
レントゲン写真がデジタル化されてPCへ送られて、モニターに
映し出される仕組みになっているらしく、かなりのハイテク化
が進んでいるらしい。


先ほどのレントゲン装置もハイテクだった。機械化が頭の周り
をクルクル回ってレントゲン写真を立体的に撮影するようだった。


「放り出しておいて悪化してから対策ではなくて、良くなる可能性
はゼロなのだし今のうちに、一思いにやってほしいのですが…」


確かにそのレントゲン写真には妙なものが写っていた。
普通ならおそらく縦になるであろう骨が横になっている。
そしてその下のほうは空洞のような感じだ。


医者の説明では
「そのために違う部分を圧迫していて影響を与えていて、このまま
では将来まずい…」とのこと。現実に空洞ができていた。


「ま、ほおっておいても良くなくことはまずないですね」


と更に追い討ちをかけるその医者。若い看護婦さんが「うんうん」

といった感じでうなずいたような気がした。


医者は年の頃は40代前半といったところだろうか。パーマをかけている。


えと、そろそろ何のことかピンときましたか?



続きは次回に。